富士急ハイランド 新施設プレスプレビュー
2021年夏
後日談
プレスプレビューから約2週間後、追加取材に応じていただけることになったので、再び富士吉田入り。
当日の予報は午前中は晴れだが、熱帯低気圧が紀伊半島沖に進むとかで、早ければ13:00頃から雨が降り出すという難しい予報。
取材は午前中に組んでおり、雲行きを見る限りは持ちこたえてくれそうに思える。
最初は、ほぼOPENと同時にFUJIYAMA TOWERに昇る。
FUJIYAMAはすでに乗客を乗せているが、おそらく優先入園だろう。
一方こちらはスタッフと自分以外、誰も居ない。
傾向として午後から夕方に掛けて人が増えてくるそう。
確かに朝一は四大コースター行くわな。
[FUJIYAMA TOWER, FUJIYAMA WALK] ▲
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FUJIYAMA TOWER ロッカールーム
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必要最小限の装備を除いて、すべてロッカーへ。
注意書きを厳密に解釈すると不都合あるが、確認はしていない。
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FUJIYAMA WALK or FUJIYAMA SKY DECK とで分かれます
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FUJIYAMA WALKの方が、少しだけ優先されるみたい。
眼鏡を使用する場合は、伸縮性の止め具が貸し出されるので、装着する。
コースター系でも使えると助かるが、今のところ導入予定は無いらしい。
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上方を見る
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エレベータはエアコンが入っていて快適。
入ってなかった日は蒸し風呂のような暑さだったとスタッフさんが話していた。
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FUJIYAMA山頂が少しだけ見えている
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FUJIYAMA SKY DECKに到着すると、すぐにFUJIYAMA WALKの準備に掛かる。
富士山の山頂も少し見えてるし、好条件で撮影できそうだ。
後方から追いつかれる心配も無く、ゆっくり歩いてじっくり撮影。
下りスロープで滑車が動き始め、いきなりハーネスごと引っ張られるのにはビビった。
めちゃ楽しいぞ。しかし、、、
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FUJIYAMA WALK 痛恨の撮影不良
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オートフォーカスの信頼性がいまひとつで、ある確率で発生することは認識してました。
録画開始ボタンを押す前に、レンズの向きを振ってみると安定する傾向があるようですが、確実とはいえません。
モニタ画面を見ても気付きにくく、現地での再生確認でもOKに見えたものの、持ち帰って動画データを処理する段階で
妙にピントが甘くて嫌な予感、やっぱりダメだった。。。
蛇足ながら初期に使っていたカメラは風景用フォーカス設定あり、こんなトラブルは一度も起こさなかったけど。
せっかくの機会を頂けましたのに、思わぬ失態で申し訳ありませんでした。
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透明の床
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スリリングと話題になっているガラス張りの透明床。
プレスプレビュー当日も撮影しましたが判りにくかったので全体像を載せます。
スリルを楽しむには透明度が命だと思うので、後から来られる方々に楽しんでいただくためにも、
ガラスの上に立つこと(まして飛び跳ねたり擦りつけたり)は真に控えてください。
ご配慮をお願いします。
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接写してみます
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[園内アトラクション] ▲
園内に移動し四大コースター(うち三機種)取材へ。
FUJIYAMAはスロープ下の先まで列が伸びており、いつもどおりか。
金太郎と鏡子の2台運行。
事務所棟横の従業員駐車場が整地されていることを確認した。
図は追って掲載する。
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工事エリアが拡張されている
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ここまでの取材は順調(FUJIYAMA WALK 撮影不良の件は、まだ知らない)。
午後の雨予想に備えて優先券(ええじゃないか左右各1回とFUJIYAMA最後列)を購入。
以降は鉄骨番長・テンテコマイ・ナガシマスカ・クールジャッパーンから適宜選択予定だったが、
営業時間の関係で鉄骨番長とナガシマスカで決まり。
鉄骨番長のテーマは、リアル葛飾北斎 富嶽三十六景 尾州不二見原(びしゅうふじみがはら) の撮影。
しかし富士山頂には雲が掛かっており、妥協するしかない。
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鉄骨番長 (尾州不二見原のつもりだが)
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乗り場に屋根は無く、焼きつく日差しと照り返しがとても熱い(テンテコマイも同様)。
それでも上昇を始めると、爽やかな風がとても心地よい。
更に上昇すると、上空の風が強まって、顕著なヨー(注)が発生する。
このキモ怖さこそ鉄骨番長の醍醐味。
ライドが奇妙に大きく揺れて、進行方向が判らなくなり、上空に吹っ飛ばされそうな感覚。
この動きを期待するなら、おそらく突風ではダメで、一定方向の風が吹き続けなければならないようだ。
(注)車両、船舶、航空機などの揺れ方向を表し、ピッチ・ロール・ヨー(pitch, roll, yaw)の3種類あり。
X軸・Y軸・Z軸の3次元空間で、進行方向をX軸とすると、
ピッチ:ええじゃないか、嵐 (Y軸を中心とした回転)
ロール:テンテコマイ、AXIS coaster (X軸を中心とした回転)
ヨー:コーヒーカップ、スピンターンコースター (Z軸を中心とした回転)
進行方向(X軸・Y軸・Z軸)とピッチ・ロール・ヨーとで6軸と言うらしい。
そういう意味では、嵐はX軸・Z軸・ピッチの3軸であり四次元じゃないという指摘もあるようだ。
ええじゃないかは進行方向(X軸・Y軸・Z軸)、ツイスト回転(ロール)、座席回転(ピッチ)の5軸の要素を持つが、同時4軸まで。
例えば「フル・ツイスティング+フル・フロント・フリップ(フル・フル)」「ハーフ・ツイスティング+ハーフ・バック・フリップ(ハーフ・ハーフ)」では、Y軸方向には進まない。
5軸同時以上のアトラクションをご存じでしたら、ご教示ください。
下車すると、なんだか気持ちが悪い。
実際にリバースもあったらしい。
スタッフの皆様、どうかご自愛ください。
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清掃作業中
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苔の痕が目立ってきたナガシマスカ。
清掃されて少し綺麗になったとの情報もあったので、検証を兼ねて撮影してみた。
正直よく判らず、気持ち程度かもしれません。
ここで取材は終了。
関係者の皆様、ご対応まことに有難うございました。
ええじゃないか予約時刻は1時間後くらいだったので、駐車場に一旦戻って荷物整理したり。
園内をブラブラとNARUTOエリアに差し掛かると、今年度のVR系新アトラクション「幻影劇場」が目に止まる。
追加料金は掛かるが、所要時間は5分くらいで、隙間時間の利用に最適。
富士急ハイランド歴代のVRアトラクションは、進撃の巨人・哮、ほぼドドンパ、ほぼFUJIYAMAなど質は高く、
ここは期待してチケット購入。
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幻影劇場 外観
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内容は2部構成で、前半は高速飛行、後半はナルトとサスケのバトルシーン。
高速飛行は急旋回や乱高下が連続し、絶叫度も高い。
バトルシーンは映像クオリティが高く、振動や衝撃が表現されていて迫力あり。
“終末の谷”でのシーンとのことなので、原作を読み返してみるのも良いだろう。
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ええじゃないか(イメージ)
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優先券を装備し、満を持してええじゃないかに行くと、あれっ空いてるじゃないか。
優先券、要らんかったかも?
でもコレのおかげで、左右最前列に10年余りぶりに乗れた。
ただし、座席を選べるのは期間限定のイベントであり、通常はスタッフに指定される(後ろの席になることが多い)点に注意。
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期間限定
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続いてFUJIYAMA。予報の所為なのか、こちらも人が減っている。
すでに14時くらい。
雲が広がっているが、まだ雨は降らない。
ここからが当日のゴールデンタイム。
2台運行で列の進みも速く、6回くらいリピートする。
ぽつぽつと小雨が降ったり止んだり。
スタバで水分補給して高飛車行くか。
店外でコーヒーを楽しんでいらっしゃる方が多く、店内(席数少なめ)は込んでるのかなと思ったらガラガラ。
エアコンのしっかり効いた席で癒す。
そうか消費税か、2パーセントのプレミアム。
高飛車に並んでいると雨が強まり、一時休止。
待てども待てども、なかなか止まず、隣でプシュゥゥゥゥーーーッと鳴り響く。
ドドンパ終わった。
とりあえず高飛車は再開して1本。
FUJIYAMA行くとまた降り始めて休止。それでもリタイア者のおかげで列は進む。
気付けば自分の後ろには誰も居なくなり、さすがにダメかと覚悟したらギリギリ再開。
最後の乗客になって、終了時刻を迎える。
車輪を乾かすためか、ヒーターが入っていた。
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冬の風物詩 車輪ヒーター(少し熱気を感じます)
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[新コースター工事中] ▲
2022年夏の新コースターの工事現場についてレポートします。
新コースターのエリアに変化あり。
俯瞰画像は撮っておらず記憶にもとづく点、了承ください。
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2022年夏 新大型コースター 開業予定(例のアレが無い)
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トイレは一般客立ち入り不可
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事務所棟からの従業員通路
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事務所棟に明かりが灯る、隣の建物は解体予定?
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事務所棟(富士急ハイランド総務課 表示)横の従業員駐車場は、新コースターエリアになることが確定。
また従業員寮の隣の旅館 富士荘が撤去されており、駐車場になるのではと推測している。
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工事エリア更新版(Google Mapを加工)
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それでは今回も温泉入って帰りましょう。
ふじやま温泉はフリーパス割引が魅力だが、いつの間にか割引率が下がっているし、
しかも繁忙期料金だし。
コスパだけを考えるなら紅△士とか□割あたりが候補だが、
やはりハイランドリゾート施設利用者が中心の落ち着いた雰囲気にプレミアを求めるのも有りだし、
感謝の意をこめて、ふじやま温泉へ。
第1駐車場からふじやま温泉に向かう道中で、巨大な何かが目に留まる。
これは撮影しなければと、ふじやま温泉駐車場から歩いて現場に戻る。
夕食+ゆっくりお風呂に入る。
プレスプレビュー当日に有ったか無かったか記憶が曖昧だが、
露天風呂エリアにミストサウナのテントあり、なかなか気持ちよかった。
閉館時刻が近づいたので、頑張って帰りましょう。
それでも、取材はまだまだ続くよ、、、って三流バラエティ番組かよ?ってノリですが、
続きはこちらです。→ [
完結編 ]
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