富士急ハイランド 夏の富士山めぐりプレスツアー
2022年夏
2022-07-20
FUJIYAMAスライダーの内覧会に参加し、一足先に体験しました。
今年度はプレスツアーとして開催され、フルコースでは富士本栖湖リゾートを経由して富士急ハイランドに向かいます。
我々はいつものように、前日夜に富士五湖入り。
逆さ富士と朱富士コラボを狙います。
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逆さ富士 in 山中湖
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神々しい朝焼けが見られるものの立地上、撮影には適ざず。
残念ながら、湖面は波立っていました。
浜辺の水溜りで逆さ富士を撮影。
ただし、ここは毎回のように地形が異なり、次回も綺麗に見られるとは限りません。
1時間くらい仮眠して、コンビニで食料・飲料調達して富士吉田へ。
国道138号の渋滞、早くも始まりかけていました。
富士見公園前や道の駅富士吉田付近が渋滞スポットで、しかも工事の所為か道路の線形が非常に悪く、どうにかしてほしいところ。
5分くらいのロスでしたが、ハイランドリゾートに直行します。
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ハイランドリゾート前
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ハイランドリゾート前からの、富士山の眺めが見事でした。
全体がスッキリ見えるわけではありませんが、これはこれで味わいあり。
[受付] ▲
受付は、FUJIYAMA TOWER入り口付近。FUJIYAMAスライダー時間指定券とプレスパス(注)を受け取ります。
(注)プレスパス:
顔認証やフリーパスの機能はございません。
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内覧会受付
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FUJIYAMAスライダーは、全長120m, 高低差55mの、現時点で日本最大の滑り台です。
もともと2021年7月、FUJIYAMA TOWERと同時にオープン予定でしたが、
感染症の影響でドイツからのスーパーバイザーが来日できず、資材調達の遅れもあって、1年遅れになりました。
時間指定券は、ほぼ初回でしたが、
地元バスケットボールチーム?による番組撮影のため、しばし待機。
滑走中の撮影を希望したので専用カメラが貸し出されるものの、自前のカメラは持ち込めません。
同行者にも撮影を依頼し、2本の動画を公開できる運びになりました。
まず、黒色の肘プロテクター(左右両方)と黒色ヘルメットを装着。
プロテクターとヘルメットは、とても軽くて涼しい感じ。
カメラはViewPointなる小型のアクションカメラ。
マジックテープで手首に固定します。
ViewPointについては参考動画があったので掲載しておきます。
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カメラ本体 (Action・Capture・Share)
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装着イメージ
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スタッフさんに自撮りを勧められましたが、進行方向の撮影を主張。
当サイト&チャンネルの性質上、進行方向一択である点、ご理解いただければと思います。
[FUJIYAMAスライダー] ▲
エレベータを降りると、見事なFUJIYAMAの景観。
でも残念、自前のカメラが有りません。
新設されたFUJIYAMAスライダー入り口は、金網の檻。
誤進入を防ぐためにも、セキュリティ対策が必要だったのでしょう。
それは仕方ないとして、もうひとつ残念すぎる仕様変更が。
FUJIYAMA(乗る方の山)側にワイヤーロープや金網が目いっぱい追加されており、景観が台無し。
様子はこちらの動画で見れます。
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FUJIYAMA SLIDER (富士急ハイランド) 滑走開始の様子
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右側のブルーシートの掛かったカートは、スライディングマットをエレベータで運ぶためのもの。
スライディングマット無しでは、衣服に穴が開いたり、火傷を負ってしまう恐れあり。
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スライディング マット
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スタッフさんにゲートを開けてもらい、軽く説明を受けてから、いよいよ体験が始まります。
チューブに上り、スライディングマットに両足を入れ、紐を持ってスタンバイ。
スタート地点は水平なので自然に滑り始めることはなく、スタッフが押し込むことで滑走開始です。
行ってらっしゃ〜い。
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FUJIYAMA SLIDER (富士急ハイランド) POV Take1
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目立った揺れもなく、滑らかな滑り出し。
カーブで体をバンクさせましたが、スピードは思ったほど上がらなかったらしい。
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FUJIYAMA SLIDER (富士急ハイランド) POV Take2
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チューブ内は真っ暗?との説もありましたが、十分に明るくイルミネーションが綺麗です。
外の景色が見えれば最高だったのでしょうけど、強度的に不十分だったのでしょうね。
視界が開けると、間もなくゴール。
チューブを抜けきる前に停まったので、スタッフさんが力を込めて引っ張り出さなければならず、大変そう。
滑走時間は、約25秒。
全長55mであることから、平均速度は4.8m/sec (17.3km/h)と推測できます。
ピーク時は20km/hを越えているように思えます。
平均斜度は約27度と推測します。
根拠は「sinθ = 高低差55m/全長120m」から。
ネットで三角関数表を取り寄せれば、簡単な計算で求まります。
関数電卓で再計算したら、大体合ってました。
カメラを返却して、動画ダウンロード用のQRコードを受け取ります。
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QRコード例
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動画のダウンロードサイト
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QRコードを読み込み、スマホでプレビューできるので一安心。
ダウンロードはWi-Fi環境かPCでも可能です。
なお現時点では、カメラ機器貸し出しの営業は行なわれていない模様。
[トンデミーナ ピザーラ] ▲
トンデミーナは新コースター建設のため、観覧車(シャイニングフラワー)前に移設されました。
2021年5月31日をもって一旦終了、2022年4月29日からの再開です。
最大高度43m, 最大傾斜120度, 最大速度102km/hという、大型コースター並みの本格的な絶叫マシンといえます。
「異世界カルテット」とのコラボにつき、発車アナウンスはターニャ・フォン・デグレチャフ(cv 悠木 碧)です。
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トンデミーナ 移設後 (富士急ハイランド) TONDEMINA re-located POV
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乗った席が良くなかった?のか、なかなか富士山が見えてこない。
乗車位置を変えながら3回〜4回撮るつもり(酔いに注意)でしたが、スタッフ立会いのスケジュールが合わず諦め。
しばらくの間キッチンカーで運用されていたピザーラエクスプレス(富士急ハイランド店)も再開し、オリジナルメニュー(トンデミーナピザ・フジヤマピザ)を提供中。
プレスパスで試食できるので昼食を兼ねて、いただきます。
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「フジヤマピザ」外観
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「フジヤマピザ」中身
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「トンデミーナピザ」マスタードは後掛け
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フジヤマピザは冠雪した富士山(紅富士でしょうか)をイメージしたもので、サイズも大きい。
両方食べるつもりでしたが、腹に溜まりすぎてGive Up!!
それでは富士急ハイランドの定番「乗る山」FUJIYAMAに行きましょう。
[2023年 新コースター] ▲
その前に、新コースター工事現場に寄ってみます。
どうやら新しいイメージ図が掲示されてるとのこと。
ありゃりゃ、やっぱりバイクなの?
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やっぱり、バイクか。。。その1
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やっぱり、バイクか。。。その2
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公式FAKEと信じてた去年のアレは、「ガチ」やったんかい
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新コースターについて個人的な見解を述べさせてください。
あくまでも個人的な見解である点、ご承知おきください。
富士急ハイランドで投資額36億→45億なら超ハードスペックな絶叫マシンを期待。
・垂直方向に存在感あるレイアウト
・派手なアップダウンに真っ逆さまな斜度
・斬新なinversionエレメント
・日本未上陸のライド(Axis Coasterなど)
一方で、バイクは鈴鹿に在るし、既存のバイクはどれもこれも低スペックなので、見合わんのよ。
メーカーはINTAMINらしいですが、特色ともいうべき方形トラス状のレールが見当たりません。
Kawasemi後半のような薄型レールばかり。
大きな高低差は望めないかもしれません。
ただ、KawasemiはFUJIYAMA後半に勝るとも劣らないスリルあり、国内でも屈指の高評価コースターであることを付け加えておきます。
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富士急ハイランド 2023年夏 新コースターOPEN 工事中
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ここでFUJIYAMA 1回。
列の進み具合から、最後尾狙える?と思ったが惜しくもNo.11。
でも気温も高かった(というより湿気のほうがキツかった)ので、十分ケツが浮きまくって大満足。
もちろんFUJIYAMA(登る方の山)の景観もバッチリ。
その後、江頭さんも「真顔」で乗ったらしい。
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FUJIYAMAプラットホームにて
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FUJIYAMA出口にて
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画像では見づらいながら、敷地奥に敷設された直線的なレールは、最終ブレーキゾーンと思われます。
中央右寄りの並列コースは、おそらく急加速ゾーンで、少なくとも2回の急加速があることは間違いなさそうです。
急加速ゾーン横の鉄骨は何でしょう?レール敷設に先行した駅舎建設?
それにしても妙に細長くて無駄に?背が高い。
何らかのギミックが仕掛けられるのでしょうか?
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(参考)数日後にR.I.氏が撮影(観覧車からの俯瞰あり)
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駅舎?は二股に分かれている?
駅舎?からドロップして開始?
急加速は北方向で、ステンゲルダイブ風のコースに突入する?
土砂が盛られているエリアは基礎工事してないようで、広場になる?
敷地中央部にも急加速ゾーン(3回目?)あり?
駅舎?へのアクセスルートは、どうなる?
そもそも、あれは駅舎ではない?
基本に立ち返り、いわゆる「リーク動画」を再掲します。
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(参考)Fuji-Q Highland - Leaked Official Intamin Family Launch Coaster Animation (2021/03/31公開)
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面白いコースターであることに間違いありません。
コイツ(First motorbike coaster in Vietnam)のスペックは以下のとおり。
最高高度: 16m
走行距離: 875m
急加速1回目: 67km/h
急加速2回目: 70km/h
でも「富士急ハイランドで投資額36億」ですよ。
絶叫マシン好きの皆様、こんなので納得いきます??
幸い、レイアウトは異なるようなので、そこに望みを託します。
非常に面白いコースターに仕上がることに、間違いないとは思います。
[フルーツフェスタ(リサとガスパールタウン )] ▲
2022/7/23〜9/25に開催される夏のイベント「フルーツフェスタ」。
山梨県産のフルーツや富士山の天然水を活用した、夏にぴったりの新作メニューを味わいます。
富士急らしい派手なビジュアルと、ちょっと外国っぽい街並みも併せて映えるでしょう。
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撮影用サンプル
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山梨県産フレッシュブルーベリーとカシスのリサとガスパールのセルクール(カフェ ブリオッシュ)
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いちご&バナナスムージー(LA BANANE)
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桃とクリームチーズのベーグルサンド(BON BON BAGLE)
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夏いちごのショートケーキかき氷(夢の茶屋)
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激酸っぱいレモン(LEMON LEMON LEMON)
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どれもズッシリ腹に溜まる「体育会系スイーツ」。
体験のつもりで次々食べれば、張り裂けそうで、もう限界。
今だから言えますが、去年も喰いきらずに持ち出して、パノラマ台で夕日見ながら食べました。
[トーマスルーム(ハイランドリゾート)] ▲
「きかんしゃトーマス」をテーマにした最初の客室は1998年にオープンしました。
2022年3月にも「トーマスとレスキューチームのお部屋」「ゴードンの特別客室のお部屋」の2室がオープンし、
さらに7/16オープンの2部屋を加えて、全10室になりました。
今回は新たにオープンした2室を見学できましたので、ご紹介いたします。
452号室「トーマスとアニーとクララベルのお部屋」
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アニーとクララベルの
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寝台列車
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トイレ
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お風呂
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洗面所
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客車風の廊下
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窓側展望
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552号室「トーマスとニアとナップフォード駅のお部屋」
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こちらは駅のイメージ
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宿直室
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プラレールで遊べます
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受話器をとると、なにか聞こえます
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トイレ
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お風呂
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窓側展望
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大人でも十分楽しめる世界観とクオリティ。
お子様がいらっしゃるなら、一度は泊まってみたいものです。
(著者追記)
2022年10月6日、衝撃のグラフィックがニュースサイトに公表されました(注)。
大幅デフォルメしたかのようなビジュアルに驚きますが、
動画にいたっては「きかんしゃトーマス The Animation?」というべき別物。
金属製の車両が「ゴムかスポンジ」のようになってしまった。
もはや、大量制作され続ける「異世界転生もの」の一種かと思ったよ。
変更後、4年〜5年も経過すればファン層も世代交代するので、いずれ何らかの手が打たれると思われます。
例えば、顔パーツだけ全交換されるとか。
でもね、世界観が全く異なるようなので、顔だけ変えても整合しないだろうなぁ。
ということで行く末を注視していこうと思います。
(注)オフィシャルTwitterでは9/23公開のようです。プラレールなど新商品も出来てるらしい。
[FUJIYAMAスカイデッキ] ▲
FUJIYAMA TOWERに登って締めます。それでは皆様、ごきげんよろしゅう。
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FUJIYAMA TOWER (富士急ハイランド) 2022夏
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