高飛車
富士急ハイランド
Course Guide Part 1
ええじゃないかやドドンパよりは、多少列の進みが速いものの、長〜い?待ち時間を経て、いよいよ搭乗。
横4列のライドに乗り込むと、隣席とのピッチが意外に狭いことに気付く。
シートベルトを締めて、ショルダーハーネスを下ろして、ハーネスのバックルにベルト金具をはめ込む。
このバックルは着脱にコツがいるようで、「心地よくカチャッとはまる」感じではない。
金具は角張っており、下手をすると「あ痛っ」ということになりかねないので、スタッフに任せた方が良いかもしれない。
ハーネスは高さ調整できず、体格によってはスカスカな感じがする。
逆に座高が高めだと、肩につっかえるかも。
重さを感じるものではないので安心したが、とても万歳しづらい構造だ。
無理に万歳しようとすると隣席に手が引っかかり、かなり残念である。
(ご注意)
以降のコンテンツには、搭乗中に撮影した画像が含まれます。
撮影においては安全対策を行っております。
軽率な撮影行為により、カメラ等を落下させますと、大きな事故につながる可能性があります。
決して真似をなさらないようお願いいたします。
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出発口・頭上のエンブレム
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格好良い毛筆バージョンだ。Fuji-Qロゴも独特。後光が差してて、Qにツノが生えている。
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正面を見ると、こんな感じ(レールが汚れて見えるのは、露出の所為であろう)
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窮屈な感じで、いわゆる「テーマパーク」的な演出や展示物は皆無。
個人的には「コースターの質が全て」なので許容できるが、殺風景極まることに変わりはない。
この先のコースは暗闇となっている。
以下の工事中の画像によれば、
落差5mほどのドロップ、
急バンク右180度ターン、
時計回りハートラインロール、
左90度ターン、と続くことが判る。
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駅舎部分のコース(現在は建物で覆われ、見ることができません)
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ゆっくりと動き出したコースターは左90度ターンして、徐行しながら暗闇に飲まれていく。
再び左90度ターン。
闇に溶け込んだ黒いレールを、もはや見ることはできない。
非常灯や装置の照明、壁から漏れる僅かな光が見える程度である。
しばらく徐行が続いた後、いきなりストンと落ちる。
何の予備知識も無いならば、かなり驚くことだろう。
流れるように右ターンしたと思えば、そのまま、ぐるりと回転。
低空ハートラインロールだ。
Gらしいものも掛からず、自然に気持ちよく回してくれる。
僅かな明かりが回転を実感させてくれるが、基本暗闇なので、平衡感覚が失われてしまう。
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低空ハートラインロールからの離脱
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低空ハートラインロールを抜ける前に、急バンク左90度ターンへと、シームレスにつながっていく。
いったい自分が、どのくらい傾いているのかさえ判らない。
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リニアモーターによる直線加速ゾーン
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外部からの光が入ってくると、いよいよ加速ゾーンだ。
ブレーキが装備されており、若干の速度調整がはいるが、ほとんど減速はしない。
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その前に、ドロップあり
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落差は小さいが、斜度感あり。
ガタン!と落ちるが、衝撃は無し。
速度を増した状態で、、、
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加速!!!!
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キュィーーーンという甲高い音と共に、急加速。
ドドンパほど強烈ではないものの、シートに背中がめり込む。
風圧と共に「逝けぇ〜〜〜〜っ!」と叫びたくなるほど、気分は最高潮だ。
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暗闇から解き放たれる瞬間
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甲高い音と共に、チューブからライドが飛び出してくる。
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女性アナが実況レポートしておりますw
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レールが垂直に立ち上がる、右は仮設の撮影ポイント
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コークスクリュー風インサイド・トップハットに突入する。
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強いプラスGが掛かってくる、左はコブラロール風インサイド・トップハット
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天に向かって、昇っていく
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ここの感覚は個人差や気象条件などにより、ケースバイケースであるようだ。
試乗した日は、気持ちの悪い揺れを感じたが、後日乗りに行ったら、それほどでもなかった。
リニア加速時のスピード調整が関係するらしい。
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青空と光る雲に見とれる(暑かったけど)
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トップハット頂上部(off ride)
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トップハット頂上部
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プラスGから開放されれば、爽快なゼロGを楽しむことができる。
しかし、そうでなければ、連続するプラスGに耐えなければならない。
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トップハットからの下り、左はガンダムクライシス
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けっこう落差のあるドロップだ
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ほぼ垂直なドロップ、進行方向は南向きをキープ
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下りついた底、コブラロール風インサイド・トップハットへと続く
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ここも強いプラスGに襲われる。
前列の席では、ガクッと来るような変則的なGを感じる。
後列では、比較的安定していたと思われる。
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コブラロール風インサイド・トップハット
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ここがEuro-Fighter初採用とされる、四角いトラス状レールだ
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コブラロール風インサイド・トップハット(off ride)
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ここはプラスG傾向の強いエレメントだ。
斬新な見かけに反して、ひねり宙返り、という程度の印象である。
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富士山の剣ヶ峰が、ちょっとだけ見えてる
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再び墜ちていく
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路面に激突するかのよう、進行方向を北向きに変えて、
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下りついた底、ここもプラスGから開放されない
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巨大なコークスクリューが現れる
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優雅な回転に見えるが、、、
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ゼロGかプラスGかは、コンディションによる
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もう何が何だか(連続プラスGだと、相当に疲れる)、、、
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ここを抜ければ、確実にプラスGから開放される
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次は緩やかなステンゲルダイブ風のキャメルバック
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キャメルバック通過中
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軽やかなゼロGへ
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ショルダーハーネスによって、残念ながら浮きは制限される。
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気持ちの良い下り
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前半のフィニッシュが見えてくる。
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軽くホップして、
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ブレーキゾーンへ
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少しばかり、つんのめり感があるものの、滑らかなブレーキングでしょうね。
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屋内に入って、徐行する
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引っ越し前の、空のオフィスみたいですな。
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右180度ターンが現れる
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(所感)
スタートからLSM加速までは、まさにお見事。
小技が効いていて、実に楽しかった。
LSM加速は絶妙なバランスで、とてもクオリティが高い。
ドドンパほど過激ではなく、故リニアゲイルよりは加速感があり、シャトルループのようなガツンとした加速でもなく、とても気持ち良い。
しかし、加速後の3回転についてはコンディションに応じて印象が変わる。
その条件については、現時点ではっきりしたことは申し上げられないが、リニア加速時のスピードが関係しているに違いない。
宙返りで爽快なゼロGを楽しめるか、あるいはプラスGが連続してハードな乗り味になるか。
気持ち良さを求めるなら、視覚的には劣るが、優しいGの後列席をお薦めする。
これにて前半は終了。
後半
に続きます。
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