富士急ハイランド 新コースターZOKKON取材
2023年秋
富士急ハイランドの12年ぶりの純粋な新コースターZOKKONの取材を行いました。 2023年7月20日のオープンから既に3ヶ月あまりが経っています。 いつものように、前日夜に富士五湖入り。 冠雪した逆さ富士と朱富士コンボを狙います。
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山中湖 6:19 AM |
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山中湖 6:36 AM |
予想に反して、雪がほとんどないことに驚きました。 穏やかな天気の割に湖面が波立ち、理想的な絵にはなりませんでしたが、湖岸の水溜りで何とか撮影を終えることができました。 パークのスタッフさんによれば前日、河口湖で25℃を越える高温。 真夏に迫る体感温度で、冠雪はあっという間に消えてしまったそうです。
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第1駐車場からFUJIYAMA全景(YouTubeバナー用画像) |
予定よりも早く富士急ハイランドの第1駐車場に到着し、FUJIYAMAと富士山のコンボを撮影しようとしましたが、画角が広すぎて思うように撮影できません。 その後、YouTubeバナー用の画像を撮影しました。
入場してからは、待ち合わせのスタッフと合流し、気になっていたことを尋ねました。 質問は、「工費の45億円には、園内整備費や既存施設の撤去、トンデミーナの移設費などが含まれていますか?」でした。 スタッフの回答は、「いいえ、それは含まれていません。コースター本体の建設費用のみです」とのことでした。 驚きの声を上げると、「その通りです」と返答されました。
[ZOKKON] ▲
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入場ゲート |
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TEST COURSE |
掲載内容を転載します。
This course features exciting segments such as an exhilarating launch, twisting routes, and sections run in reverse. It has been tailored to prototype bike No. 3.
NUMBER OF LAUNCH POINTS: 3,
DIRECTION OF DRIVE: FORWARD AND BACKWARD,
12 AIRTIME EXPERIENCES,
Total Length About 1200 Meters,
Maximum Gradient Of 48 Degrees, Maximum Acceleration 3.1G
項目 | 値 | 備考 |
コース全長 | 約1200 m | 高飛車よりも長いです。 |
最高時速 | 約73 km/h | |
最高地上高度 | 24 m? | うろ覚えの記憶です。 |
最大落差 | N/A m | |
最大斜度 | 48 度 | |
最大バンク角度 | N/A 度 | 60度〜70度くらいはありそうです。 |
回転数 | 0 | |
最大G | 3.1 G | |
AIR-TIME回数 | 12 回 | 残念ながら体感しづらいです。KAWASEMIに軍配。 |
発射ポイント | 3 箇所 | |
運転時間 | 約 2分35秒 | 実測では、スタートから停止まで、3分25秒前後です。 |
乗車定員 | 14 人 | 2名×7両。 |
輸送能力 | N/A 人/時 | |
設計・施工 | Intamin | サンダードルフィンやKAWASEMIのインタミンです。 |
※データは掲示パネルおよびrcdbを参考にしました。 |
以上のとおり、富士急ハイランドでは珍しく控えめな仕様です。 だから、絶叫マシンが苦手な方でも挑戦しやすく、楽しめると思います。 特に、急旋回が特徴で、素早い方向転換が続きます。 地上をすれすれに走るため、高所の恐怖は感じません。
ライドは皆様ご存じのとおりバイク型。 跨るというより、スクーターに乗る要領で、前傾気味にハンドルを持ってスタートを待ちます。 早速体験してみましょう。
ZOKKON (富士急ハイランド) ぞっこん Front Row POV |
終始流れるBGMは、SEKAI NO OWARIとのコラボ楽曲で、コースターの動きと曲展開・歌詞とがシンクロしています。 オープン当時は「ここでしか聴けない」楽曲でしたが、後にタイトル「 DEAD END 」としてリリースされました。 おそらく初めての搭乗では「何かノリの良い音楽が流れてるな」程度しか聴き取れないと思うので、ここで予習していくのも良いでしょう。
この動画は、日本テレビ「スクール革命!」(あした行きたい!遊園地・テーマパーク!)2024/4/28放送で使用されました。
(参考)番組案内:
スクリーンショット1 |
スクリーンショット2
それでは、ZOKKONに楽しく乗る方法について考えてみましょう。
初級者向け:ハンドルをしっかり握って、手を離さないでください。 バイクや自転車でのカーブ走行を思い浮かべ、ライドの動きに合わせて乗りこなすと気持ちがいいですよ。
中級者向け:片手でハンドルを握って、手を上げてみましょう。 ただし、急に速くなるときだけは両手でしっかり握ってください。
上級者向け:自己責任で、両手を離して万歳してみてください。 ライドの動きと体の重心移動を完璧に合わせる必要あり、難易度は最高クラスです(FUJIYAMAやKAWASEMIよりも高難度)。 当サイトとしてもお勧め出来ませんし、 万一お怪我等なさいましてもパークに責任を問うことはできません。ご承知おきください。
より詳細なライド体験を静止画で楽しみたいなら、こちらをご覧ください。
観覧車から撮影した、コースの俯瞰画像です。 解像度の関係で2枚に分けました。 ええじゃないかの支柱により、右端が見切れています。
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俯瞰画像 西側 |
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俯瞰画像 東側 |
FUJIYAMA (富士急ハイランド) Front Row POV38 |
高飛車 (富士急ハイランド) Takabisha POV11 |
今日の乗車撮影は終了。 フリーパスで終日楽しみます。 第1入園口付近の紅葉が見事だったので、思わず撮影。
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第1入園口 |
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見事な紅葉(FUJIYAMAのレールが見えてます) |
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